特定健康診査・特定保健指導

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◎特定健康診査

特定健康診査は、糖尿病や高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的として、メタボリックシンドローム(※)に着目し、この該当者及び予備群を減少させるための特定保健指導を必要とする者を、的確に抽出するために行うものです。歯科医師国保組合では、必須の検査項目の他に、スクリーニングテストで行ってきた検査項目も加えて実施しています。

※メタボリックシンドローム…内臓脂肪型肥満と糖質や脂質などの代謝異常、または高血圧が合併した状態のことです。心臓血管系の病気の引き金となるため、注目されるようになりました。

◎対象者

受診年度末現在で40歳以上74歳までの方
但し、健康診断実施日に75歳の誕生日を迎えていなければ、特定健康診査の対象者となります。

◎健診の受診方法

1.集団健診(本組合の行う集団健診会場)
2.脱漏健診(日本健康倶楽部が主催する一般の他保険者の健診会場)

各事業所における5月1日(一部地域は4月1日)現在の加入状況を基に、委託業者である日本健康倶楽部より、受診票・採尿容器を事業所宛てに送付します。健診当日は、事前に受診票の記入と採尿を済ませ、所属支部会場にて受診して下さい。
受診票・採尿容器が不足している場合や前年度に受診歴のない歯科医師国保組合未加入の事業所については、日本健康倶楽部に連絡して頂くことで、不足分の再送付や必要分の送付がなされます(連絡先:099-273-5591)。
やむを得ぬ事情等で所属支部会場での集団健診を受診できなかった場合は、10月以降を目処に日本健康倶楽部から2.脱漏健診の案内をさせていただく場合があります。これは、本組合の行う集団健診ではなく、日本健康倶楽部が主催する一般の他保険者の健診会場での受診となります。検査項目は、本組合の行う集団健診と同様となります。所属支部を問わず任意で会場を選択できますので、ご自身の健康状態を把握して頂くためにも、是非ともご利用下さい。

3.個別受診

4.人間ドックの健診結果

5.特定健康診査情報提供

特定健康診査情報提供とは:生活習慣病等で治療中の者の血液検査等の結果について、特定健康診査の検査項目に類する結果を有する場合は、本人の同意を得た上で、医療機関が保険者に対して情報提供を行う委託事業による方法です。

◎検査項目と検査料(集団健診・脱漏健診)

検査項目・検査料の詳細はこちらから確認できます。

基本検査項目
1. 健康診査1 :甲種・乙種組合員
身長・体重・腹囲測定、視力測定、聴力検査、血圧測定、尿検査(糖・蛋白・潜血)、問診(特定健康診査項目)、診察、血液検査(肝機能検査・B型肝炎ウィルス・脂質・痛風・腎機能・膵臓・糖尿病・末梢血一般)、心電図検査、胸部レントゲン検査(直接撮影)
10,010円
2. 健康診査3 :甲種・乙種組合員の家族
身長・体重・腹囲測定、血圧測定、尿検査(糖・蛋白・潜血)、問診(特定健康診査項目)、診察、血液検査(肝機能検査・B型肝炎ウィルス・脂質・痛風・腎機能・膵臓・糖尿病・末梢血一般)
5,600円

任意検査項目
3. 心電図検査 1,650円
4. 胸部レントゲン検査(直接撮影) 2,420円
5. 眼底検査 660円
6. C型肝炎検査(HCV) 1,980
7. 腫瘍マーカーセット
男性:大腸・胃・膵臓・胆のう・肝臓・肺・前立腺がん検査(CEA・CA19-9・PSA)
女性:大腸・胃・膵臓・胆のう・肝臓・肺・卵巣・子宮・乳がん検査(CEA・CA19-9・CA125)
3,850
8. ABC検診(胃がんリスク検診:ペプシノゲン・ピロリ菌検査) 3,850
9. 心臓機能検査(BNP検査) 1,540
10. 骨密度検査(無料の血管年齢測定含む) 880
11. 大腸がん検査(便潜血反応検査 2日法)要事前申請 1,320
12. 甲状腺ホルモン検査(TSH・FT4) 1,870

※任意検査の結果、「要精密検査」となった加入者が、当該がん検診を健診として医療機関で受けた場合は、人間ドック補助金の支給を受けられる場合があります。
支給の詳細は人間ドック補助金で確認して下さい。


○がん対策(半額補助プラン)

任意検査項目の一部をセットプランとし、検査料の半額を年度ごとに順次補助することで受診率の向上を図り、各プラン3年に1度の積極的な受診を促しがん対策の充実を図ります。
対象は全加入者とします。初年度の平成30年度はAプランを半額補助し、年度ごとにBプラン、Cプランの順に半額補助していきます。

<対象の任意検査項目セットプラン>
Aプラン:腫瘍マーカーセット(3,850円の半額補助)
Bプラン:ABC検診(胃がんリスク検診)(3,850円の半額補助)※1
Cプラン:心臓機能検査BNP検査(BNP検査)、骨密度検査、大腸がん検査(便潜血反応検査)(3,740円の半額補助)及び家族の胸部レントゲン検査(2,420円の半額補助)※2

※1 従来ペプシノゲン検査とピロリ菌検査は個々の検査としていましたが、胃がんリスクを正確に判定するためには同時の検査が必要であることから、セットプランに変更しました。
※2 Cプランについては各検査単位での半額補助を可とします。


検査料に伴う負担金(歯科医師国保組合加入の被保険者)
甲種・乙種組合員
基本検査料 1の「健康診査1」は 無料(全額歯科医師国保組合補助)
任意検査料 3、4 は「健康診査1」に含む 5~12 は実費負担
甲種・乙種組合員の家族
基本検査料 2の「健康診査3」は 無料(全額歯科医師国保組合補助)
任意検査料 3~12 は実費負担

検査料の補足
甲種・乙種組合員における「眼底検査」と甲種・乙種組合員の家族における「心電図検査」及び「眼底検査」は、当該年度の特定健康診査の結果等において、一定の基準の下、医師が必要と判断された場合に限り、無料となります。
特定健康診査と認められるための必須項目が欠落しているような場合等は補助金支給の対象となりません。

組合専属保健師による加入者への健康保持増進、重症化予防のための保健指導や受診勧奨等を行うために、健診情報やレセプト情報の提供をお願いしています。これら情報の提供不同意者に対し、基本検査料の組合全額補助を廃止し、全国健康保険協会の補助額(7,150円)を目安に以下の一部自己負担額を導入しました。

自己負担額(甲種・乙種組合員 2,500円 甲種・乙種組合員の家族 1,300円)
組合負担額(甲種・乙種組合員 7,510円 甲種・乙種組合員の家族 4,080円)

◎特定保健指導

メタボリックシンドロームの診断基準に沿って複数のリスクを持つ受診者に対しては、特定保健指導が行われます。病気の人を拾い上げるのではなく、これから病気になりそうな人を抽出して医療関係者が早期に介入することが主眼となっています。

特定保健指導の内容は、受診者の状態に応じて、動機付け支援(原則1回の指導)、積極的支援(3ヶ月以上の継続的な指導)となっています。
尚、抽出された対象者の中で、保健指導ではなく、早く医療機関の受診を勧める方には受診勧奨を行っています。

◎特定保健指導の判定基準

1.腹囲で判定

ステップ1 腹囲
男85cm以上
女90cm以上
腹囲とは、おなか周りであって、ウエストではない。
服の上から測定した場合は、ー1.5cmする。
自己測定可能

ステップ2 A.血糖
空腹時血糖
(やむを得ない場合は随時血糖)
100mg/dl以上
or
HbA1c
5.6%(NGSP値)以上
B.脂質
空腹時中性脂肪
150mg/dl以上
(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上)
or
HDLコレステロール
40mg/dl未満
C.血圧
収縮期血圧
130mmHg以上
or
拡張期血圧
85mmHg以上
D.喫煙
現在喫煙あり
ステップ2A〜Cまでのリスクが1つ以上ある場合にのみカウント
単独ではカウントしない

ステップ3 追加リスク2つ以上積極支援レベル
追加リスク1つ動機付け支援レベル
追加リスク0情報提供レベル

ステップ4 服薬中の方は、保健指導の対象ではありません。しかし、治療しているが、服薬をしていない方は対象者となります。
65〜74歳は、積極支援の対象者でも動機付け支援の対象となります。

2.BMIで判定

ステップ1 男 腹囲85cm未満
女 腹囲90cm未満
+
BMI 25 以上
BMI=体重(kg)/(身長(m)×身長(m))

ステップ2 A.血糖
空腹時血糖
(やむを得ない場合は随時血糖)
100mg/dl以上
or
HbA1c
5.6%(NGSP値)以上
B.脂質
空腹時中性脂肪
150mg/dl以上
(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上)
or
HDLコレステロール
40mg/dl未満
C.血圧
収縮期血圧
130mmHg以上
or
拡張期血圧
85mmHg以上
D.喫煙
現在喫煙あり
ステップ2A〜Cまでのリスクが1つ以上ある場合にのみカウント
単独ではカウントしない

ステップ3 追加リスク3つ以上積極支援レベル
追加リスク1〜2つ動機付け支援レベル
追加リスク0情報提供レベル

ステップ4 服薬中の方は、保健指導の対象ではありません。しかし、治療しているが、服薬をしていない方は対象者となります。
65〜74歳は、積極支援の対象者でも動機付け支援の対象となります。
○動機付け支援とは

メタボリックシンドロームのリスクが出始めた方への支援です。
個別支援を通して、対象者の生活習慣を見直すための行動目標を立てられるように支援するものです。保健指導終了後、生活習慣改善等の実践・継続できることを目指します。対象者は健診結果、質問票から生活習慣の改善が必要であり、そのための支援が必要と判断された方です。原則1回の支援です。(約3ヶ月後に手紙等にて生活習慣の改善状況について質問票を送付させていただきます。)

○積極的支援とは

メタボリックシンドロームのリスクが重なり始めた方への支援です。
定期的・継続的な支援により、対象者が自らの生活習慣を振り返って行動目標を設定し、目標に向けた実践(行動)に取り組めるようにするものです。支援プログラム終了後にもその生活が継続できることを目指します。
健診結果、質問票から生活習慣の改善が必要で、そのため専門職による継続的できめ細やかな支援が必要だと判断された方です。3ヶ月以上の継続的な支援です。(約3ヶ月後に手紙等にて生活習慣の改善状況について質問票を送付させていただきます。)

◎特定保健指導における負担金

動機付け支援:無料( 全額歯科医師国保組合補助    11,000円 )

積 極 的 支援:無料( 全額歯科医師国保組合補助    27,500円 )

◎特定健診当日の特定保健指導初回面談の実施について

平成30年度から実施される第三期特定健康診査等実施計画において、特定健診当日の特定保健指導初回面談が実施できるようになりました。これは、健康意識が高まっている時に受診者に働きかけることができ、受診者にとっても利便性がよいため、実施率の向上につながることが期待できることから導入されました。事業所の安定した経営のためにも、組合員及び家族の健康を目指すことは重要と思われます。
特定保健指導初回面談は、全会場で実施します。特定健診の時間短縮も図っていますので、対象となられた方は当日の特定保健指導初回面談実施にご協力下さい。初回面談を受けられた方には、1,000円のクオカードを受診特典として差し上げます。

TEL TEL 099-223-5923/FAX 099-223-6079

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